本日も、オンラインレッスン。
Yさんは、「太陽がいっぱい」を練習中。
映画の曲ですね。私はその映画を観たことが無く、少しだけあらすじを知っているだけなので、
Yさんに、ラストがどうなるかを教えて頂きました。うーん、、、やっぱりこの音楽がピッタリですね!
「太陽がいっぱい」はマイナーキー(短調)の曲です。途中メジャーキー(長調)になっている部分もありますが。それがまた、この映画にしっくりハマるのでしょうか~
では、本日は、マイナースケールについて説明します。
「ラ」の音からスタートして考えます。
ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ
弾いてみると、なんか暗い感じです。これが、マイナースケール、つまりマイナーの音の階段です。
その階段の形をよく見てみましょう。

「ラ」と「シ」の間は黒鍵があるので、音程(音と音の距離)は全音。「シ」と「ド」の間は黒鍵が無いので、音程は半音。
マイナースケールの階段は、こんな形です。↓
これが、Aマイナースケール(二短調)です。音程の並びは、
全、半、全、全、半、全、全。
では、「シ」の音からスタートしたら、どうなるのでしょうか。
シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ。
全音と半音の並びが違うので、Aマイナーと響きが違いますね。
そこで、「ド」の音を「ド♯」にします。
すると、「シ」と「ド♯」の音程は全音。
「ド♯」と「レ」の音程は半音。
・・・・・「ミ」と「ファ」の音程も半音なので、「ファ♯」にして全音。
こうすると、シ、ド♯、レ、ミ、ファ♯、ソ、ラ、シ
音程の並びは、全、半、全、全、半、全、全。
Aマイナースケールと同じ階段の形になりました。
「ド」スタート、「レ」スタートも、同じようにやっていくと、
マイナースケールはこのようになります。↓
実は、マイナースケールは3種類あります。
①ナチュラルマイナースケール(自然短音階)
②ハーモニックマイナースケール(和声短音階)
③メロディックマイナースケール(旋律短音階)
本日の説明は、①ナチュラルマイナースケールです。
②ハーモニックマイナースケール、③メロディックマイナースケール については、
また次の機会に。