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2024.10.22 |コードについて
「上行コード進行」「下行コード進行」は、 ピアノアレンジを考える際によく使われる方法の1つで、 簡単でありながら、音楽の表現力が豊かになります。 使い方、使えるコードは、無限にありますが、 今回は、よく使われる、簡単なパターンを1つご紹介します。
目次
上行コード進行とは、音の高さが徐々に上昇するコード進行のことです。 これは曲に高揚感や期待感を与える効果があります。 特に、クライマックスに向かう部分や曲の展開を強調したいシーンで多用され、 聴き手の感情を引き上げます。
上行コード進行は、希望や上昇感を表現するのに最適です。 映画音楽やポップスでのサビ部分に使われることが多く、 楽曲全体の展開を盛り上げる役割を果たします。 初心者にとっても理解しやすく、効果的に使うことができます。
下行コード進行は、 音の高さが徐々に下降する進行で、 沈静感や安定感を演出します。 特に曲のエンディングや リラックスした雰囲気を作り出す場面で使用されます。 感情の沈み込みや解決感を表現するため、 しっとりとした楽曲に適しています。
下行コード進行は、 悲しみや哀愁、終わりを感じさせる表現に向いています。 ポップスではバラード、 映画音楽では感動的なシーンでよく使われます。 適切に使えば、聴き手の心に深い印象を与えることができます。
上行コード進行を使った簡単なピアノアレンジとして、 「C - Dm - Em - F」のようなシンプルなパターンがよく使われます。 初心者でも取り組みやすく、 演奏することで徐々に音が上昇し、 曲に高揚感を与えることができます。
慣れてくると、上行コード進行に 転調ドミナントモーションや和音のバリエーションを加えることで、 さらに複雑で魅力的なアレンジを作り出せます。 7thコードやドミナントモーションを挿入することで、 深みと変化を与えることも可能です。
ポップスでの下行コード進行の例としては、 「Am - G - F - E」のような進行がよく見られます。 このパターンは、曲に落ち着きや感動的な雰囲気を与えます。 特にバラードやエモーショナルなシーンに適しており、 聴き手の心に残る効果を持ちます。
上行コード進行と下行コード進行を学ぶためには、 コードの基礎知識が必要です。 上行、下行ともに、コード進行パターンは、無限に作ることができます。 「ソ」に音が入るコードで、このkeyで使えるコードは何だろう・・・ 「ファ」の音が入るコードで、前のコードから繋がりやすいコードは何だろう・・・ こうやって考えていくので、 やはり、コードの基礎知識は必要です。
コードの知識を学び、それを使ってピアノアレンジを考える。 そしてそれを弾く。 この繰り返しで、確実に自分のモノになっていきます。 インプット、アウトプットの繰り返しが大切です。
上行コード進行、下行コード進行を使うと、 簡単で、オシャレなアレンジができます。 音楽表現の幅も広がります。 是非、いろいろなパターンで使えるようになりましょう。