ジャズやポップスの世界でよく耳にする
「ⅡーⅤ(ツーファイブ)」って何?
今回は、この疑問にお答えします。
Ⅱ−Ⅴ(ツーファイブ)とは?基本の仕組み
Ⅱ−Ⅴの定義と理論的背景
Ⅱ−Ⅴとは、ダイアトニックコードの
「Ⅱm(マイナーセブンス)→ Ⅴ7(ドミナントセブンス)」の進行を指します。
例えば、Cメジャーキーでは「Dm7 → G7」となり、
その後Ⅰ(Cメジャー)へ解決することが一般的です。
この進行は、音楽にスムーズな流れを与え、特にジャズで多用されます。
Ⅱ−Ⅴの音楽的効果と活用例
Ⅱ−Ⅴによるスムーズなコード進行
Ⅱ−Ⅴの最大の特徴は、
スムーズなコードの流れを作ることです。
Ⅱm7はサブドミナント的な響きを持ち、
Ⅴ7は強い解決感を与えます。
そのため、この進行を活用することで、
自然なコードの移行が可能になります。
ジャズ・ポップス・ロックでのⅡ−Ⅴの使われ方
ジャズでは、
Ⅱ−Ⅴは即興演奏の基盤となる進行で、
多くの曲に組み込まれています。
ポップスでは、
洗練された雰囲気を出すために使われることがあり、
ロックでも、
コード展開に変化を加えるために応用されることがあります。
Ⅱ−Ⅴを使った転調とその効果
Ⅱ−Ⅴは転調の準備としても機能します。
例えば、「Am7 → D7(GメジャーキーのⅡ−Ⅴ)→ Gmaj7」とすると、
自然にGメジャーへ転調できます。
このように、Ⅱ−Ⅴを使うことで、
楽曲のキーをスムーズに移行させることが可能です。
リハモナイズでⅡ-Ⅴ進行を使えばジャズ風アレンジに
既存の曲のコードをⅡーⅤに変える
ジャズの曲は、ⅡーⅤ進行だけで
構成されていると言っても
過言ではないくらい、
曲中に、いろんなkeyの
ⅡーⅤ進行が埋め込まれています。
と言うことは、
既存のポップスなどの曲を
ジャズ風にアレンジしたい場合は、
思い切って、
コードをⅡーⅤ進行に
変えてしまえばいいのです。
Ⅱ−Ⅴ一覧(ルート音白鍵のkey)
キー |
Ⅱm7 |
V7 |
C |
Dm7 |
G7 |
G |
Am7 |
D7 |
D |
Em7 |
A7 |
A |
Bm7 |
E7 |
E |
F#m7 |
B7 |
B |
C#m7 |
F#7 |
F |
Gm7 |
C7 |
まとめ
Ⅱ−Ⅴは、コード進行の流れを
スムーズにするための重要な要素です。
実際に演奏しながら、
その効果を体感し、
作曲やアレンジに役立ててみましょう!
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