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sungrove

2024.01.30 |コードについて

3コード(スリーコード)って何?

大人になってから楽器を始めて、
楽器屋さんやネットで譜面を探す際に、よく
「3コードなので誰でも簡単・・・」とか、
「初心者のための、3コードで弾ける曲・・・」
という見出しの楽譜を目にする事は多いと思います。
そもそも、3コードって、何なのでしょうか。
本当に3コードだけで曲が弾けるのでしょうか。
そういった疑問にお答えいたします。

3コード(スリーコード)とは

結論から申し上げます。
key C(ハ長調)曲の場合、3コードは
C、F、G
この3つです。
key Cのダイアトニックコードの

Ⅰ(トニック)、Ⅳ(サブドミナント)、Ⅴ(ドミナント)です。

ダイアトニックコードについてはこちら☚


実際に、C→F→G→C
と弾いてみて下さい。

起(C)→承(F)→転(G)→結(C)

みたいに聞こえませんか?
そう、ほとんどの曲は
 トニック、サブドミナント、ドミナント、 
この3つの組み合わせで構成されています。

key Cの場合、
左手で、 C、F、Gさえ弾ければ、
右手でメロディーを弾いて、曲が完成するのです!


 

keyC(ハ長調)以外の3コード

3コードとは、C、F、G
それは、Key C(ハ長調)のダイアトニックコードのⅠ、Ⅳ、Ⅴでした。
と言うことは、key C以外、例えばkeyD(二長調)の場合となると、
また話は変わってきます。

ⅠはD、ⅣはG、ⅤはAですから、
key Dの場合の3コードは
D、G、A です。

同じく、key E(ホ長調)の3コードは
E、A、B

key F(へ長調)の3コードは、
F、B♭、C  です。

参考までに↓

ぶらいと・おん オリジナルテキストより

 

コード奏はピアノだけ?

「ピアノコード」とか、「コード奏法」とか、
見たり聞いたりしますよね。

key Cは、ド、ミ、ソ  

それは、他の楽器も同じです。

「ギターやってたから、コードは知ってるけど、ピアノのコードは違うの?」
と聞かれることもありますが、
同じです。

演奏の仕方が違うだけで、音は同じです。


3コードで弾けるようにする方法

弾きたい曲があるけど、
3コード以外のコードもついているから、弾けないわ~
と、あきらめる必要はありません。

3コードは、トニック、サブドミナント、ドミナント
この3つでしたね。

トニック・・・Ⅰ、Ⅲm、Ⅵm
サブドミナント・・・Ⅳ、Ⅱm
ドミナント・・・Ⅴ、Ⅶdim

key Cの曲中に、
Dmが出てきたら、それはFで弾けばいいし、
AmはC、EmもC

よく見る「C6」「G7」「Dm7」のように、
アルファベットの後ろに数字が書いてあったりしますが、
とりあえず無視して、
「C」「G」「F」で弾きましょう。

多少の違和感が出てくる場合もありますが、
そこは、ノリで弾きってしまえば(笑)
聴き手側には、何も問題ありません。

どうしても、Emの方が合うな~とか、
Dm7の方が合うな~
と言う場合は、これを機会に、新しいコードを覚えましょう。

好きな曲を弾きたいとなると、覚えやすいです。
そうやって、数をこなしながら、
他のコードも覚えていけばいいのです。


逆に言うと(今回の記事とは内容がそれてしまいますが)
曲中の、Cの部分をAmで弾いたり、Fの部分をDmで弾いて、
ニュアンスを変えることもできます。
これを「リハモナイズ」と言います。


音楽理論のレッスンについてはこちら☚


3コードで弾ける曲

弾けるとうれしい「ユー・アー・マイ・サンシャイン」

C→C→C→C→F→C・・・・
ほとんど「C」で弾けます。
最後にGが1回。
男性シニアさんにも人気の曲です。

 

思わず浸ってしまう「埴生の宿」

C→F→C→G→C・・・・
ほとんどが、この繰り返しです。
イングランド民謡なので、
どこか切ない感じで、日本人にも好まれるメロディー。
是非、弾きながら浸ってみましょう。

クラッシックだって弾けちゃう「美しき青きドナウ」

C→C→C→C→G→G→G→・・・C→C→C→・・・
真ん中あたりで
F→F→F→・・・
一度コードを変えると、しばらく同じで弾けるみたいですね。
古代ヨーロッパで、ワルツのリズムで踊りが流行しました。
その中の1つの曲です。

 

まとめ

C、F、G この3つを覚えれば、
簡単に曲が弾ける理由は、理解して頂けましたでしょうか。

ただ、どうしても、
Emの方が合うな~とか、 Dm7の方が合うな~ と言う場合も
出てくると思います。

その時は、これを機会に、
新しいコードを覚えましょう。
 好きな曲を弾きたいとなると、覚えやすいです。 
そうやって、数をこなしながら自然にコードを覚えていくと、
ますますレパートリーが増えますね♪

レッスンについてはこちら☚

投稿者プロフィール

ぶらいと・おん
ぶらいと・おん
ポピュラーピアノ教室「ぶらいと・おん」講師

譜面にとらわれず、自由にピアノを弾けるようになるために、音楽理論を基礎から学びます。習得するまで、個人のペースに寄り添ってレッスンを進めます。オンラインレッスンも行っています。
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